初めてのバー　楽しいお酒の世界へ！

初めてのお店に行くのはなんとなく緊張しますよね。それはバーでも同じかと思います。どんな雰囲気なんだろう？やっぱり値段は高いんだろうか…？格好はどうすれば？いろいろな心配事が頭の中を巡るかと思います。私も最初に一人でバーに行く時は、大丈夫かな？と何とも言えない不安があったことを覚えています。でも、入り口から一歩踏み入れたその先には今まで知らなかった楽しい世界が拡がっています！飲んだこと・見たことのないお酒の瓶、非日常的な素敵な空間、カウンターの向こうにいるバーテンダーやたまたま隣にいらっしゃった別のお客さんとの会話などなど…本当にたくさんの発見が待っています。初めてのバーを楽しむ方法や、バーデビューをしたい！と思っている方に知っておいてほしい情報を、コミュータスでの雰囲気や事例を交えてご紹介します。思い切って、でも気軽に、お店のドアを開けてみてください！

いらっしゃいませ、お席をご案内いたしますね！

初めてバーに行くとき、注文方法やマナーについて不安なことがあるかもしれません。そこで、バーでの注文方法やマナーについてのポイントを紹介します。カウンターの場合、お席にご案内後メニューをお出しします。メニューはじっくり見ていただいて構いません。焦って「とりあえずこれでいいや…」をするのはすごく勿体ないことです。メニューを見て、「これにしよう！」と決まったり「どうしよう？分からないのもあるし、迷うなぁ」となった際には、「すみません」とスタッフにお声掛けをしてください。初めてのご来店で声をかけずらい際には、メニューを閉じて、何となく注文をしたいんですけれど…という雰囲気でスタッフの方を見てください。我々が頑張って気付くように努めます！テーブルの際も流れはほぼ同じです。コミュータスですとカウンターに比べて少しスタッフまでの距離がありますので、大きな声で呼ぶことに抵抗がある方も多いかと思います。その際も一緒です。メニューを閉じて、何となくスタッフの方を見てください。そこから先は私たちの仕事です。注文方法には決まりはありません。メニューを見ずに注文内容をスラスラと言えないとバーではダメなのかな…？と思われる方がいらっしゃいますが、そんなことはありません。メニューを開き、「これをお願いします」でも全く問題ありません。気になっている物や、作って欲しいカクテルがあれば、スタッフに直接訪ねていただいて結構です。【甘くて炭酸の入った、でもそんなに強くないお酒が飲みたいです】【このカクテルってどんなものですか？】【飲みやすいのはどれですか】お客様のイメージをまずは我々バーテンダーにお伝えください。注文に関しまして、我々お店から1点だけ…バーにはソフトドリンクはもちろん、アルコールの入っていないノンアルコールカクテルもございます。こちらをご希望の際には、その点だけはしっかりと伝えていただけますと幸いです。

初めてバーに行く際には、お金の心配もありますよね。いくらくらいするんだろうか？支払方法は？などなど。どうしても高そうというイメージがあったりするので、不安だったりしますよね。コミュータスですと、支払方法は現金・クレジットカード、各種キャッスレス決済に対応しております。一部使えないお支払方法はございますので、お電話か入店時にお尋ねください。他のバーでも同様で大乗かと思います。「Visa、大丈夫ですか？」「Paypay使えますか？」という聞き方で十分です。事前に確認できればスムーズですが、来店時でも大丈夫です。 いくらくらいするんだろう？という不安もあるかと思います。バーによってはメニューに値段が書いていない場合もありますが、心配な場合はこっそりとバーテンダーに聞いてみても大丈夫ですよ。ちなみにコミュータスですと、お二人でビールを1杯ずつ、その後季節のおすすめカクテルを1杯ずつとオススメのちょっとしたおつまみを1つご注文いただくと、だいたい4000円前後になります。

せっかくバーに足を運んでいただいたのですから、普段は飲めないおしゃれなカクテルや美味しいカクテルを注文していただくのはいかがでしょうか？もちろんバーはカクテル以外にも様々なお酒をご用意して皆様をお待ちしております。知識や経験が必要と思われがちですが、初心者でも楽しめ、かつ飲みやすいカクテルを4つ、少しアルコールが強めのカクテルを1つ紹介します。

1. モスコミュール：ウォッカとジンジャーエールで作るシンプルなカクテルですが、バーごとに使うウォッカやグラスが異なっていたり、ライムを絞ったり、本物のショウガ（ジンジャー）が入っていたりと個性が出るカクテルです。もともとが飲みやすいカクテルでもありますので最初におすすめさせていただきました。

 2. チャイナブルー：ライチリキュールとグレープフルーツを主な材料で作るこのカクテルの最大の特徴は、見た目の鮮やかさです。優しい甘さとバーならではの雰囲気も相まって、いつもと違う非日常感を引き立ててくれるいっぱいかと思います。色ですか？何色なんでしょうね…！

3. アプリコットクーラー：アプリコットリキュールとレモンを主な材料として、炭酸を最後に加えるカクテルです。こちらのカクテルはいわゆる「シェイカーを使う」カクテルでありながら、アルコールは高くない飲みやすいカクテルというのが特徴です。バーと言えばあの「しゃかしゃかするやつ」ですよね。一般的にシェイカーを使うカクテルはアルコール度数が高いものが多いのですが（ショートカクテルとも呼ばれます）、こちらは最後に炭酸を加えることもあり飲みやすく、初めてのカクテルでもおすすめしやすい一杯かと思います。

4. テキーラサンライズ：テキーラとオレンジジュースをメインに使った甘めのカクテルです。こちらも色鮮やかさが特徴の一杯です。口当たりが非常に良く飲みやすいカクテルではありますが、ベースにテキーラを使っています。美味しいテキーラは度数が高いのに全然キツさがなく、スイスイ飲めてしまいます。そんなテキーラで作ったカクテルですので、飲みすぎにはご注意を。

5.ホワイトレディ：ジンをベースに、ホワイトキュラソー（柑橘系のお酒）、レモンジュースを使って仕上げるさっぱりとしたショートカクテルです。アプリコットクーラーの部分で少し説明した＜シェイカーを使って仕上げる強めのカクテル＞ですので、紹介したカクテルの中では一番アルコールが高い一杯となります。鹿児島基準で例えると、芋焼酎をそのまま冷やして飲むくらいの度数だと思ってください。頼んで「ちょっと度数が高くて私には…」となったら無理はしないでくださいね。

以上、コミュータスでもご提供できますし、他のバーでも注文できるカクテルを5つご紹介でした。

 

コミュータスでももちろん、バーでは様々な方と出会う機会があるかと思います。ただ、初めて会う人との会話、ましてそのお店に行くのが1回目であったりすると、どうすればいいか分からなくなってしまったりするかと思います。あんまり人と話すことが苦手なくの人もいらっしゃるかと思います。バーは出会いの場としても人気がありますと紹介されたりしますが、まず最初にコミュータスでは初めてのお客様同士で会話をしていただいたり、繋がりを作ってもらうことを強要してはおりません。カウンター越しでの我々バーテンダーとの会話などを聞いていて、自分も興味がある話をしているな、気になるな、という場合になって、初めて会話や繋がりができる最初の段階になると思っています。まずはお客様それぞれの過ごしやすい形を優先させていただいております。この空気感は他のバーでもざっくりと同じかと思います。近くのお客様との会話が盛り上がり、楽しかったと思っていただける時間を過ごしていただけることも、我々にとってはありがたいことです。難しいことや、細かいこと、ルールなどは特に定めておりませんし、お客様にも強要はいたしません。ただ可能でしたら、ほんの少し、お話される相手の気持ちを掴んであげていただければ幸いです。

初めてバーに行く際の注意点として良く挙げられる内容に、服装や持ち物に気を遣おう。というものがあります。例えば服装に関しては＜カジュアルすぎる格好は避け、フォーマルな恰好が好ましい＞等と書かれていたりしますが、その線引きはお店ごとに様々ですので一概にはまとめづらい。というのがありますし、見ている方も「じゃあ結局どうなのよ？」となってしまうかと思います。コミュータスですと、ざっくりと＜上下スウェットにサンダル＞等は素直に言えば控えてほしいな。という考えを持っています。ですがオシャレなスウェットは流行りのコーデだったりしますし、やはり線引きが難しいよねとなってしまいます。なので逆に私がバーに行く時は最低限どういう格好をしていくか、という話だけさせていただきます。私の場合は「襟付きのシャツ、もしくはTシャツの上にジャケットを着て足元はちゃんと靴を履く」というルールにしています。もちろん、この格好ではふさわしくないよ。と言われてしまうお店も存在しますので、心配な場合はお店に相談してみるのが一番確実かと思います。2つ目にバーの雰囲気をあらかじめ知っておくと、「ここ合わなかったな」となることが少なくなるかと思います。お店のHPやSNS、もしくはそのお店を知っている人から話を聞いたりすると、「失敗だったかな…？」という事は少なくなっていくと思います。最後に、テーブルチャージのお話をします。日本ではチップを渡す。という文化がない代わりに、テーブルチャージを頂くというシステムを導入しているお店があり、バーだと特に多いかと思います。コミュータスですと400円を頂いております（2023年6月段階）。座るだけでお金を取るの？と感じる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、その代わりに多くのバーではナッツやお通しなどをご用意しております。もしくはこの雰囲気を楽しんでいただきたいので、という理由でチャージを頂くお店もあるかと思います。ちなみに、海外だとチャージがない代わりに、会計の1割ほどをチップとして渡すというのが文化としてあります。海外でバーに行かれる際には、頭の片隅に残っていてくれればいいな、と思います。最後になりますが、いろいろなことを書きましたが、まずはいらっしゃってみてください！皆様にとって少しでも居心地の良い空間をご用意できていたのならば幸いですし、そのように思っていただけるよう、努力していきたいと思っております。